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昭和中期、第2次ベビーブームの年の5の月、信州にてその無気力な産声を上げる。
AMASHINの“SHIN”はその信州の“信”にちなんだという説もある。
京都に移り住んでからは、スイミングスクールや公文などの習い事を強要される中
、ガンプラ作りや
一年戦争ごっこなどで気を紛らわして過ごしていた。ジオン軍を支持し、とりわけランバ・ラル大尉には強い想いを抱いていた。
上に2人の姉を持ち、幼少の頃から飼い慣らされ、パシリや肩揉みなどを強要
され奴隷のような日々を送っていた。この頃からすでに彼の女性に対する不信感が芽
生えはじめていた。
2番目の姉妖子による洗脳で、小学校6年の頃からへヴィ・メタルに没頭しだし、
これは彼の今の人格形成に大きく影響をおよぼしたといえる。
中学に入学するやいなや学力が急激に落ち、塾をサボるかたわらへヴィ・メタル
の布教活動を行い、「ヘヴィ・メタル以外は音楽ではない。」という偏執狂的な信念
を主張し、校内で悪魔のメタル伝道師”AMASHIN”として崇められた(後にスラッシュ派を創設し、
正統派と対立)。
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高等学校に入学してからは、頭を丸め水泳部に所属、米軍ばりの過酷な試練を受けるが、
部員の間では“最も足のつる回数の多いスイマー”として有名だった。
クラスでは、みんなに溶け込むことは一切なく、授業中は聴講姿勢を崩さずに居眠りすることを
得意としていた。
また、極度の女性対人恐怖症で、女の子にしゃべりかけられただけで赤面してしまい
頭がパニック状態になるという一種の精神異常者でもあった。(ちなみにこの頃彼が
好んで聴いていた曲はキング・クリムゾンの『21世紀の精神異常者』)
そんな彼の唯一の楽しみといえば
音楽を聴くことであり、自分で編集作成したテープを
何の共通点も無いクラスメイトに解説書付で贈りつけるという有難迷惑な趣味があった。
日本文芸ロック
バンド人間椅子との出会いに
より江戸川乱歩の世界にはまりだし、
「うつし世は夢、夜の夢こそまこと」という現実逃避の兆候もこの頃から出始めていた。
心臓検診で不整脈でみごとひっかかり、ドクターストップをたてにマラソン大会25キロコースを免れ10キロ
コースにて貧弱な者たちを相手に堂々の1位を勝ち取っていたことは有名な話である。
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全ての大学に見事滑り浪人時代に突入、代々木ゼミナールに入校する。最初の頃は
真面目に勉学に励んでいたが、夏に京都駅と代ゼミ間にゲームセンターKingが
オープンし、そこに入浸りするようになる。さらに、家庭の事情により住み慣れた城陽の
自宅から大久保の最高級ボロアパートコーポ南城園への移住を余儀なくされる。
彼のこの頃の風貌はだらしなく伸ばした髪を後ろでインディアン風に束ね、ボロT
シャツにボロ上着を羽織るというまさに典型的な浪人スタイルであった。
同校にてセミに血を吸われたことがあるという経歴を持つ男との出会いにより
DEATH METALの洗礼を受ける。
その後の彼は入試勉強そっちのけで
黒魔術、錬金術、占星術
、秘密結社、クトゥルー神話
、エログロナンセンス等の
書物を読み漁るようになり、その性格はいよいよ内向性を帯び始めていく。
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93年、第一志望であったミスカトニック大学を断念し、大阪のサウスセッツ大学に入学。軽音楽部に所属し、念願のドラマー
としての道を歩み始める。そこでHORIDEATHなる典型的ハードロックバンドを結成。
しかしメンバー間の音楽性の違いにより1年で活動を停止、AMASHINは以前から
やりたがっていたハードコアバンドであるNameNa〜meの活動に乗り出す。
しかしこれも約半年という短命の内に解散させている。
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2回目の三回生の年、活動拠点を京都最南の相楽郡に移すと、卒業旅行で故郷長野で体験したスノーボードにはまり出し、
枚パーの人工ゲレンデで初のジャンプを決めたことで自称ニュータイプとして覚醒、日本の狂気山脈ハコダテ山にて「人間竜巻(ヒューマン・トルネード)」「ジーグザグザグジグザグジグザグ♪」
など、アマシンオリジナルトリック走法を次々と編み出して行く。
また同年、サウスセッツの草野球チームレッドリバースに入団、左腕の豪速ピッチャーとして期待されたが、殺人的なコントロールゆえ、ライトにまわされる。
7打席連続三振するなど、その盲目的なプレーにより“キング・オブ・サンシン”という悪名をほしいままにした。
97年地元京都にてサウスポー女性ベーシストAKIRA、AMASHINと同じ予備校出身のギタリストAKIと共にトリオバンドAKI’S BAND(仮)を結成。
ジミヘン、レッチリなどをコピっていたが、AKIが突如スティーヴ・バイモデルのギターを購入したことにより、
バンドの方向性が迷走し始め、発足後わずか3ヶ月で解散。これを期にAMASHINはおあずけだった就職活動と
卒業論文にやっと着手するようになる。
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98年株式会社”H”に入社し、プログラマとして社会に巣くい始める。
そこでC言語やVBなどのプログラム言語を勉強するが、殆どパソコンに触れたことのない
AMASHINはどの言語にも馴染むことができず自分がプログラム言語障害であることを
痛感させられるのであった。
自棄になり始めた彼は挙げ句の果てに最低級言語である
アセンブラ言語にまで手を染め出し、”京都営業所唯一のCASLER”として他の技術社員に畏怖の眼差しで見られる。
同社に勤めていたUNIXの鬼才といわれるヨシンバ貴瀬麻呂師匠にHTML言語を伝授され、仕事そっちのけでこのHP「THE AMASHIN WORLD」
の作成に執り憑かれたように着手しだす。
そして最近までは出勤するだけで給料、交通費、小払い請求、インターネットの乱用などにより
会社に多額の経費を負わせている大損益社員として猛威を振るっていたが、年明けに次のような謎めいた言葉を
残し行方をくらましたという。
クトゥルフ・フタグン!
イア!グフ=ニグラス!!
ジイク!ジオーン!!
AMASHIN WILL COME BACK?